22日 ソウル市 ロッテシネマ建大にて映画『26年』のマスコミ向け試写会が行われました。
ドラマ「オールイン」でイ・ビョンホンの子役でデビューしたチン・グをはじめ、日韓合作ドラマ「フレンズ」、「朱蒙」など数多くのドラマに出演するハン・ヘジン、実力派コーラスグループ2AMのイム・スロンらが、光州事件の”あの人”を断罪すべく歴史的事実に漫画家カンフルの世界観がシンクロするフィクション作品に挑みます。
今回の映画で長編映画デビューを果たした2AMイム・スロンは、こんかいのキャスティングについて「正直、当時の事件について知らないことが多かったです。映画にキャスティングされてから新聞を読み、勉強をしました。映画に出演したことにより、以前よりも韓国の政治について関心が強くなったように思います。」と話しました。さらに、「実際に完成した映画を見て、胸が詰まる思いでした。横にいる先輩達に迷惑をかけずにこの席に立つことが出来て光栄です」と監督をはじめ共演者に感謝の気持ちを伝えました。
同映画は人気漫画家カンフルの同名ウェブコミックを映画化したもので、5.18光州民主化運動と関連した人物たちが虐殺の主犯を断罪しようとする復讐劇を描いた作品。カンフル作品の最も大きな特徴は“ストーリー”。老若男女、世代と性別を問わず共感し没入できるストーリーが、数千万のネットユーザーからの支持を得ています。先に映画化された「隣人(原題)」は、今年の話題作である「泥棒達(原題)」を抜く、封切り初日13万6千692人の観客を動員しました。そして、「後宮:帝王の妾」や「マイウェイ 12,000キロの真実」、「デュエリスト」などの映画で美術監督をしていた、チョ・グンヒョン監督がメガホンを取ったという部分でも注目を浴びています。映画が私的な復讐ではなく、悲劇の現代史と実存の人物についての物語を描いているという理由で投資を受けられず、2008年から数年に渡り、何度も制作が中断されましたが、ついに作品として公開されます。
<作品紹介>
1980年5月、光州で起こった歴史の悲劇と関連がある、組織暴力団員、国家代表の射撃選手、現職警察官、大企業の総帥、私設警護企業の室長が、事件発生26年後に虐殺の主犯である“あの人”を断罪するために作戦を繰り広げるアクション映画。
公開:2012年11月29日★前売り券購入はコチラから → 26年/26년
監督:チョ・グンヒョン
出演:チン・グ(クァク・シンベ役)、ハン・ヘジン(シム・ミジン役)、イム・スロン(クォン・ジョンヒョク役)、ペ・スビン(キム・ジュアン役)、チャン・グァンなど
<フォトギャラリー>