語学留学やワーキングホリデーが決まった方は韓国生活への期待でいっぱいですよね。でも同時に不安になるのが住まいのこと。
インターネットや不動産での物件探し、部屋をチェックするポイント、家主のとの交渉などなど・・・言葉の問題だけでなく文化の違いからうまくいかず、満足いかない条件を飲まざるを得ないなんてこともあります。
そこで、韓国お土産ナビでは、日本の方の住まい探しから契約までをサポートするサービスを始めました。
まずは日本人が入居可能な部屋のタイプをご説明します。
■考試院（고시원/コシウォン）
もともと韓国の学生が国家試験の準備をするために生活する部屋のことでしたが、今は受験準備者でなくても入居が可能です。３畳程度の部屋にデスクとベッドが備え付けられています。トイレ・シャワーは共用です。光熱費・インターネット利用料は家賃に含まれ、共用のキッチンにはご飯やキムチなどが常備されている場合が多いです。
家賃の相場：約25～50万ウォン/月
契約期間：月単位での契約が多い。月初めに家賃を先払い
長所：他の住人との交流があまりなくプライバシーを保つことができる。
短所：部屋が狭く、備え付けのベッドも小さめ。韓国人との交流の機会があまりない。
■考試テル（고시텔/コシテル）
コシウォンでは共同だったシャワー・トイレが自分の部屋にあるワンルーム・タイプ。最近増えているスタイルで、学生街には女性専用のコシテルも。
家賃の相場：約50～100万ウォン/月
契約期間：月単位での契約が多い。月初めに家賃を先払い
長所：他の住人との交流があまりなくプライバシーを保つことができる。
短所：通常のワンルームより部屋が狭い（コシウォンよりは広い）。韓国人との交流の機会があまりない。
■下宿（하숙집/ハスクチップ）
下宿用に作られた場所（家主が住む住宅）の一部屋を借りてすむスタイル。トイレ・シャワーは共用です。一般的に朝と夜の１日２食つきですが、食事の質は場所によってかなり差があります。インターネット利用料は家賃に含まれることが多いです。机、タンス、ベッド、テレビなどの設備は部屋によっていろいろですので事前に確認や交渉が必要です。
家賃の相場：約40~80万ウォン/月
契約期間： 月単位での契約が多い。月初めに家賃を先払い
長所： 韓国人学生や留学生など他の住人との交流が図りやすい。家主と気が合えばいろいろ助けてもらえる。
短所： 家主や他の住人との共同生活なので、プライバシーへの考え方や文化の違いなどの部分でトラブルになる場合も。
■ワンルーム・月払い（원룸 월세/ワンルーム ウォルセ）
ウォルセとは月々の家賃を払うという意味です。日本のワンルームとほぼ同じと考えてよいですが、入居時に保証金を預ける必要があります。 保証金は契約終了し退去時、部屋に問題がなければ全額返却されます。
光熱費・インターネット利用料、管理費は別途支払います。フルオプションと呼ばれる家具・家電付きの物件は、少し高くなります。
家賃の相場：場所・広さ、地域によって様々
契約期間：１年、保証金と最初の月の家賃を契約時に支払う。その後毎月同日に家賃を支払う。
長所：プライバシーが守られ他人に気兼ねなく生活できる。物件によっては考試院、下宿よりもトータルで安く抑えられることも。
短所：保証金が必要。物件によりインターネット、テレビなどの手続きを自分で行う必要がある。
例：新村（シンチョン）駅近く9坪 フルオプション
保証金：500万ウォン
家賃：50万ウォン/月（管理費5万ウォン別途）
机・椅子・冷蔵庫・洗濯機・ＴＶなど有
ポイント！
保証金の額が高くなるにつれて、月々の家賃が割引されることがあります。
たとえば上記の例のような保証金500万・家賃50万の物件の場合、保証金が1000万になれば家賃が40～45万程度まで下がる可能性があるということです。
■ワンルーム・チョンセ（원룸 전세）
チョンセとは、契約時にまとまった金額の保証金を預け、月々の家賃を払わない韓国特有の制度です。保証金は契約終了し退去時、部屋に問題がなければ全額返却されます。
光熱費・インターネット利用料、管理費は別途支払います。フルオプションという家具付きの物件は、少し高くなります。
家賃の相場：場所・広さ、地域によって様々
契約期間：１年～２年、契約時合意した期日に保証金を入金します。
長所：まとまった金額が預けられれば、月々の家賃がないため家賃の出費なしに生活できる。プライバシーが守られ他人に気兼ねなく生活できる。
短所：数千万ウォン（数百万円）単位の資金が必要。物件によりインターネット、テレビなどの手続きを自分で行う必要がある。
記載日2014.06.13
